2008年04月09日

鉛汚染・・・その後

原文
「患者が海外技工所の利用について問いただしている」

文:Delthia Ricks 2008年3月4日付「Newsday」紙

アメリカ中西部の女性が、中国に外注された腐食した鉛の技工物によって病気になったことをきっかけに、消費者は自分たちのクラウンや被覆物やブリッヂやデンチャーの製造元について問いただし始めている。

アメリカでは何百万もの義歯が歯科医によって処方されているが、それらは中国、インド、フィリピン、メキシコ、東欧、コスタリカなどの技工所で製造されている。多くの専門家はこうした海外発注に危惧を抱いている。というのも海外で使用される原材料はアメリカの基準を満たさないからである。

「海外技工所はアメリカ人達の修復歯列矯正装置のかなりの割合を製造しており、規則に従うことになっている。」とフロリダ州タラハシーにある米国歯科技工士会の共同常任理事であるベネット・ネイピアー氏は述べる。
「食品医薬品局は原材料の使用に関して規定を設けており・・・[中略]・・・これらの技工所は局に登録しなければならず、また彼らは局が認可した材料を使用することになっている。しかし局の調査は、海外の技工所から来る修理品の1パーセントにも満たない。」と彼は述べる。

新たな恐怖によって、中国で昨年製造された鉛汚染技工物についての記憶がよみがえった。

ロング・アイランドの歯科技工所のオーナーであるレスリー・クローパーとテリー・クローパー夫妻が言うには、「消費者は危惧すべきです。なぜなら患者はどこの技工所で技工物が製造されているのかを知らないからです。食べ物や服を買う時にはラベルがあります。だけど、何かを口の中に入れられる時にはそうしたものが無いんです。」とレスリー・クローパーは述べた。

イースト・セトケットでレマ歯科技工所を営むこの夫婦は、仕事を探している海外技工所から常に仕事の問い合わせを受ける。クローパー夫妻はその圧力に抵抗しているが、他のエリアのラボや歯科医は海外の価格が魅力的だと思っている。昼夜を問わない地球規模の輸送網のおかげで、技工物は地元で受け取るのと同じ期間で間に合う。

毒性量の鉛が、中国で製造されたクラウンをかぶせたオハイオに住む73歳の老婦人の歯科技工物から検出された。この事件はオハイオのテレビ局によって先週レポートされた。

その後、米国歯科医師会の担当官は、連邦規制機関に報告し、政府にこの事件を調査してもらい、これがただ1回の出来事なのか、それとも大きな傾向の徴候なのかを判断してもらうよう依頼した。
先週の声明では、歯科医師会は、彼ら独自の調査にのり出したことを述べた。

「われわれは、調査結果を連邦機関に対してのみならず、公衆の皆様や歯科医療従事者にも知らせる。」と担当官はある声明で述べた。

また担当官は付け足して「米国歯科医師会はこの報告を非常に深刻に受け止めている。しかしながらわれわれは客観的な見解を取り続ける。というのも、クラウンや他の義歯に鉛が混入している状況が広がっていると推測するに足る十分な情報が無いだけだから。」

米国歯科技工士会は修復物全体の15〜20パーセントが海外発注されているだろうと推定している。患者はそれに気づいていないのである。

「しばしば保険加入者が喜んで支払う類の技工物に心を動かされる歯科医は、海外の廉価な技工物を魅力的だと感じる。」とクローパー夫妻は述べる。たとえば彼らの技工所ではメタルのベースに結合された単一のクラウンの製造に対して、歯科医に128ドル(約13000円)を請求するが、中国の技工所はそれを29ドル(約3000円)で製造する。

【歯医者への疑問】
米国歯科医師会は患者に自分たちのクラウンや義歯に関する心配事について歯科医師と話し合う事を勧めている。
あなたの口に入る歯科材料の質と安全性が何より大切なのです。

あなたが歯科医と話し合うための質問をいくつかお教えしましょう。
*先生はあなた自身のクラウンやブリッジや他の歯科材料を診療所で技工しますか?それとも歯科技工所から買いますか?

*技工所はどちらにありますか?

*その技工所はクラウンあるいはブリッヂなどを海外に発注していますか?

*私の治療(義歯の修復)にどのような材料が使用されますか?

*他にどのような選択がありますか?



posted by 管理人 at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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