2010年10月25日

保団連要請文

2010年10月21日         
厚生労働大臣     細川 律夫殿
医政局長      大谷 泰夫殿
医政局歯科保健課長 上條 英之殿
                          全国保険医団体連合会
                          歯科代表 宇佐美 宏

海外委託歯科技工問題についての要請


貴職の国民医療拡充のためのご尽力に敬意を表します。
本会は、表記の件で厚労省に対して2007年11月以来、本会で実施した海外委託歯科技工実態調査結果などをもとにして幾度か厚労省へ要請してきました。

さてご承知のように、本年2月のTBSテレビ「ネクスト報道」で、わが国では発がん性や呼吸器障害が指摘されて歯科材料として使用を禁止しているベリリウム金属が、中国の技工所に委託した歯科技工物より検出されたことが報じられました。同番組を契機にして、3月31日の衆議院厚生労働委員会、4月7日の衆議院消費者問題に関する特別委員会など国会でも歯科技工の海外委託問題が取り上げられました。
足立前厚労省政務官は、衆院厚生労働委員会(3/31)での質問に答えて、「第1段階として、歯科医師が国外へ歯科補てつ物の作製を委託する際に指示する内容(基準)、作成場所や使用材料等について基準を作成、周知する。」「10月末くらいを目途にトレーサビリティが確保されるような、歯科医師が遵守すべき事項を、これまた作成して周知したい。そのように考えております。」と答弁しました。
足立前政務官の答弁通り、3月31日付厚労省医政局歯科保健課長名で「補てつ物等の作成を国外に委託する場合の使用材料の指示等について」(平成22年通知)が出されました。しかし同通知は、歯科技工についての国の責任を回避して委託歯科医師の責任に課し、安全性の面でも問題のある海外歯科技工物を横行させる「国外で作成された補てつ物等の取り扱いについて」(平成17年9月18日「平成17年通知」)を前提にしています。また、私どもが9月11日に行った「知っていますか?海外歯科技工問題」のシンポジウムの中で、歯科材料・歯科理工学研究者からは、口腔内金属が指示したものか否かを分析することは困難と指摘されています。そうした中での同通知は、指示内容と異なって事故が発生した場合の責任を委託歯科医師にのみ帰すものです。さらに歯科材料学・理工学研究者や食品問題研究者からは、「トレーサビリティの基準確立」は事故の再発防止には役だっても事故予防にはならず、安全で良質な歯科技工物の確保には、材料基準は薬事法で、製作等については歯科技工士法によって安全性と質の担保を図っているわが国の歯科技工士制度を維持・充実・発展させ、地域における歯科医師と歯科技工士の連携をさらに強めていくことが重要と指摘されています。
 以上の点から、私達は貴職に対して次の施策の実現を強く要請します。


1,「平成17年通知」並びに「平成22年通知」を撤回し、海外に委託せずとも国内で必要な歯科技工物が確保できるようにすること。


2,歯科技工物の質と安全性を確保するため、「トレーサビリティーの基準確立」施策だけにとどまらず、海外技工についても国内技工同様、材料基準は薬事法に、製作基準等については歯科技工士法に準じた取り扱いとすること。 


    以上

プリント用pdfファイル
22-10-21 保団連 厚労省へ要請.pdf


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2010年10月23日

2010技工士ゼミナール 大阪

12月5日 大阪歯科技工連絡会主催の技工士ゼミナールが開催されます。



第一部は臨床経験発表会。そして第二部はシンポジウムとして代表の脇本および

弁護士の川上先生がパネラーとして発言いたします。



ご案内の解説文にに「何が大切なのか、考えたいと思います」の文字にあるように、今、我々歯科技工士が何を守り、そして何をすべきかを考える事が大事であり、他人任せでは何も進展はしないという事を胆に命じなければなりません


非会員の方々も1,000円という参加費で公聴できますし、懇親会を新しい人脈作りの場としてご活用して頂き、ネットやメールのやり取りでは無い、顔を付き合わせた生きた時間に触れる機会にして頂ければ幸いです。



大阪のみならず、近郊の歯科技工士の方々のご参加をお待ちしております。


ゼミナールのご案内です。クリックしてご覧下さい。
22-12-5 大阪歯科技工士連絡会.pdf
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2010年10月22日

国民集会に参加しました


あいにくの雨でしたが、決行。
主催者から、全員に雨合羽の配布。
日比谷公園 野外音楽堂満杯。
全国から5000名(主催者発表)が集結。

バンド演奏、山田邦子さんのトークと歌。
役員、国会議員、来賓の挨拶。
多数の電報から時間の関係で4通が披露、
日本歯科医師会会長、大久保満男先生、
参議院議員の石井みどり先生のも読まれました。

向かいにそびえる、厚生労働省の合同庁舎、
ビルに向かってシュプレヒコール。

その後、日比谷から日本橋まで約1時間の、長蛇のパレード。
道路の左1車線を行進専用に設けてもらい、
警察官が警備のなか、行進しました。
私たちの横断幕も多くの人が覗き、
カメラを向けられ、質問され、関心を持たれました。
技工士の宣伝効果絶大だったと確信しました。
なんでも、やればそれだけの効果はあります。実感です。

残念ながら、技工士の参加は5名のみ。
私たちの広報が不行き届きだったかな。



保団連のご好意による計らいで、
特別に技工士の出席許可をいただいたのが10日前だったから、
みんな予定が立たず無理だったのかも。

今回初めての参加でしたが、毎年行われるそうですので、
このような大きなイベントに、
技工士も常連に入れてもらえるよう願っています。
保団連様には厚く御礼申し上げます。
雨の中でも、楽しい一日でした。


当日の模様です。クリックしてご覧下さい↓

22-10-22 国民集会写真報告.pdf

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2010年10月13日

10・21 国民集会 皆で参加しましょう!


医療団体合同大規模イベント
   「10・21国民集会」

PDFファイル 1件 3ページ 442kb

22-10-21-日比谷− 3p.pdf


参加される方々へのお願いpdfファイル

1021国民集会にご参加についてのお願い.pdf


プラカード等にプリントアウトしてご利用下さい
ゼッケン 8種類デザイン.pdf



医療団体合同の大規模なイベントが開かれます。私たち技工士もその仲間です。
是非、参加して、協力し、また勉強しましょう。
皆様、ご多忙とは存じますがお出かけください。


参加者の皆様は作業衣(白衣)と、ご自身手作りの、アピール・ゼッケン(紙可)、
一人用のプラカード等を準備できる方は持参下さい。
プラカード、ゼッケン等に書く文字は「安心安全な歯科医療を守れ」「保険医療の充実を」
など、単に歯科技工士云々ではなく国民の視線で訴える文字にすると良いと思います。






歯科技工士関係者集合場所

 21日(木)12:00 
 日本弁護士会館 玄関前
 東京メトロ丸ノ内線・千代田線「霞ヶ関」前
 皆様のご出席をお待ち申し上げます。


お問合せ、歯科医療を守る国民運動推進本部
脇本まで、TEL&FAX 03(3868)0170







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2010年09月26日

歯科技工は「工業」か「医療」か 「歯科新聞」より

日本歯科新聞社様のご厚意により、日本歯科新聞
2010年9月21日号の記事をご紹介させて頂きます。



9月11日開催の神田シンポジウムpdfファイル


22-9-21 新聞 神田シンポジウム.pdf


愛知徹也氏、篠田鉄郎氏、脇本征男氏の三者による会談pdfファイル

22-9-21-新聞 脇本 篠田 .pdf
posted by 管理人 at 13:43| Comment(3) | TrackBack(0) | 報道関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする